解決すべき課題
Start-riteを、どんな一足でも子どもの足に合わせられる専門家として再定位し、ブランドを大胆に現代化しつつ、開拓者精神に満ちた原点と、1930〜40年代のコミュニケーションが持っていた冒険心へと立ち返らせること。
アイデア
新しいロゴタイプの文字は歩く。イラストの双子の足が特注「Typefeet」フォントのセリフとなり、描き直された双子はロゴの組み合わせから自由に駆け回る。
仕組み
双子は人形ではなく子どもらしく見えるよう描き直され、靴箱、建物、靴の裏などに展開された。タイポグラフィは白黒にスカイブルーのハイライトを添え、Fiona Burrageが遊ぶ子どもたちを撮影。「keep exploring」の印刷広告とデジタル広告では、商品のクローズアップを双子が探検する抽象的な風景に変え、子どもたちの動きを捉えた短いソーシャル動画も制作した。
成果
成果の報告はなし。新しいウェブサイト、デジタル・印刷のコミュニケーション、「keep exploring」キャンペーンが2018年2月から展開された。
背景
225年の歴史を持つ英国の子ども靴事業であるStart-riteは、2018年2月、Studio Sutherl&がブランドスペシャリストのJo Graham consultingとともに進めた新戦略のもとでリブランディングを行った。この戦略は、同社を、どんな一足でも子どもの足に合わせて自由に動かせる専門家として位置づけるものだ。
新しいロゴタイプには、文字の中を歩く双子が取り込まれ、特注の「Typefeet」フォントはセリフが小さな足になるようデザインされた。セカンダリーフォントにはBlissが使われている。1930年代からStart-riteの一部となっているイラストの双子キャラクターは、人形ではなく子どもらしく見えるよう描き直され、ロゴの組み合わせから解き放たれて、靴箱、建物、靴の裏を冒険して回る。
Studio Sutherl&のJim Sutherlandは、この仕事を、ブランドを大胆に現代化しつつ、1930〜40年代のコミュニケーションが「冒険心に満ちていた」開拓者精神の原点により近づけるものと位置づけた。その後、新しいウェブサイト、デジタル・印刷のコミュニケーション、「keep exploring」キャンペーンが続き、商品のクローズアップは双子が探検する抽象的な風景へと変わった。
効果を生む理由
足をセリフにするという仕掛けにより、タイポグラフィそのものが、フィットと動きに関する製品の専門性を伝える。
双子を本物の子どものように描き直すことで、時代遅れの遺産的資産が現代的なストーリーの原動力へと変わる。
現代化をブランド自身の冒険心あふれる1940年代の記録に根拠づけることで、CEOはそれを再発明ではなく原点回帰と呼べる。
学べること
遺産的キャラクターは現代化を推進できる。マスコットをロゴから解き放てば、あらゆるタッチポイントでストーリーの原動力になる。
その後
リブランドは2018年2月に、新しいウェブサイト、印刷広告とデジタル広告、そして準備中の短いソーシャル動画とともにローンチされた。業績数値の報告はなかった。
出典をたどる
出典
- Start-rite looks to put best foot forward with rebrand Design Week · designweek.co.uk ·