磁器は一度買えば何年も使い続けられることが多いため、サントペールには、職人技の価値を損なうことなく人々を再び呼び戻せる小売体験が必要だった。

磁器を継続的な試飲の儀式に結びつける。器を選び、使い、詰め替え、再び訪れるオリーブオイルバーである。

ブランドは「エクストラバージン・バー」を導入し、世界各地から厳選したオリーブオイルをサントペール専用の器で提供した。試飲と詰め替えの儀式を中心に据えたブティックでの展開だった。

D&ADは2026年、このプロジェクトにグラファイト・ペンシルとウッド・ペンシルを授与した。一方、ル・モンド紙は、来店者が磁器の小皿で4種類のオイルを試飲し、ワインのようにオイルを扱う様子を伝えた。

サントペールはカテゴリー特有の課題に直面していた。磁器は耐久性があり、大切にされ、一度しか買われないことが多いのだ。D&ADはこの課題を端的に示している。器は手に入れて何世代にもわたり保持されるため、繰り返し購入を構造的に難しくしている。

ザ・リフレッシュメント・クラブの答えは、利用の場面を変えることだった。エクストラバージン・バーは店舗を試飲の儀式の場とし、卓越したオリーブオイルを、時をかけて詰め替えられるよう設計されたサントペールの器で提供した。

ル・モンド紙のフード特集は、このアイデアが単なるブランディングではなく行動として機能していることを示している。来店者は磁器の小皿で4種類のオイルを試飲し、ワインのように比較し、トルコの料理専門家ジェムレ・トルンが選んだ希少なオイルに出会った。

このデザインは磁器を静的な物体から日々の儀式へと再定義した。D&ADは2026年、ブランド・トランスフォーメーションと空間デザインの両部門でサントペール・パリをグラファイト・ペンシルとウッド・ペンシルで評価した。

これは、商品を値引きするのではなく、使用のリズムを変えることでビジネスの課題を解決している。

オリーブオイルの儀式は、磁器に消費される伴走者と、再訪する理由を与える。

試飲という形式は、触感、風味、詰め替えを通じて職人技を実感できるものにする。

店舗内の小さな体験が、ブランドに「食卓道具をホスピタリティとして捉える」というより大きな位置づけをもたらす。

繰り返し購入が少ない耐久消費財では、その物体を中心に補充可能な儀式を築くとよい。リピートビジネスは、買い替えではなく使用の中に宿らせることができる。

エクストラバージン・バーはサントペールのパリ小売体験の看板要素となり、2026年にはブランド・トランスフォーメーションと空間デザインの両部門でD&ADの評価を得た。

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出典

  1. Saints-Peres Paris D&AD · dandad.org
  2. The new luxury olive oils: 'Visitors come with the same curiosity as for wine' Le Monde · lemonde.fr ·