解決すべき課題
このアメリカンブランドは、自社の「ワーク」と「アウトドア」の文化を東京の視点から捉えたいと考えていた。この空間は、ファッションディレクターの長谷川昭雄とデザイン事務所のDaikei Millsの協業によるものだった。
アイデア
建設現場や山小屋のように建てられた店舗——合板と建築資材を用い、東京のアーティストがブランドのアーカイブを再解釈し、古いブーツのクリーニングも行う。
仕組み
代官山の店舗では、フットウェア、限定エディション、国内外のブランドやアーティストとのコラボレーション、そして日本限定プレミアムライン「Timberland +81 3」を取り扱う。「Archive Wall」ギャラリーは東京のアーティストの目を通してブランドの歴史を展示し、2階ではアパレルのパーソナライズと古いブーツのクリーニングサービスを提供する。
成果
ティンバーランド初のコンセプトストアであり、初の日本限定プレミアムライン。ブランドの遺産を称えつつ「新たなエネルギー」を高めることを狙った。売上数値は公表されていない。
背景
2023年10月、ティンバーランドは東京の代官山に初のコンセプトストアを開店し、アジアでの小売展開を拡大するとともに、日本限定プレミアムライン「Timberland +81 3」を同時に立ち上げた。
この空間は、ブランドのアメリカ的な「ワーク」と「アウトドア」の文化を東京の視点から捉えるよう設計され、建設現場や山小屋のイメージを想起させ、ティンバーランドの伝統へのオマージュとして合板や建築資材をデザイン要素に用いた。ファッションディレクターの長谷川昭雄とデザイン事務所Daikei Millsの協業によるものだった。
店舗は在庫の厚みよりもキュレーションとサービスで運営されている。限られた商品構成、国内外のブランドやアーティストとのコラボレーション、東京のアーティストが見たブランドの歴史を展示する「Archive Wall」ギャラリー、さらに2階ではアパレルのパーソナライズと顧客の古いティンバーランドブーツのクリーニングサービスを提供する。グローバルプレジデントのSusie Rubin Mulderは、この開店をブランドの遺産を称えつつ「新たなエネルギーを高める」取り組みの継続と位置づけた。
評価される理由
建設現場、山小屋、むき出しの合板といったデザイン言語により、ブランドのワークウェアとしての起源の物語が建築そのものになった。
アーカイブウォールを東京のアーティストに委ねたことで、地元の人々がアメリカンブランドの歴史を一方的に受け取るのではなく、自ら語り直すことができた。
ブーツのクリーニングやパーソナライズといったサービスは、製品を長期的な相棒として扱うもので、耐久性の約束と合致している。
日本限定の「+81 3」プレミアムラインは、既存の小売の縮小版ではなく、店舗に独占的な価値を与えた。
学べるポイント
コンセプトストアは、地元の人々がキュレーションしてこそその名に値する。アーカイブを東京のアーティストと地元のファッションディレクターに委ねたことで、アメリカのワークウェアの輸入品が東京独自のものへと変わった。
その後
Inside Retail Asiaは2023年10月25日に開店を報じた。この店舗はティンバーランドの日本初のコンセプトストアであり、「Timberland +81 3」プレミアムラインのデビューを飾った。業績数値は公表されていない。
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出典
- Timberland opens first concept store in Japan Inside Retail Asia · insideretail.asia ·