ペンタグラムのパートナー、マット・ウィリーが共同創設した独立系出版物『Port』誌は、第28号で10周年を迎えようとしていた。新たなアイデンティティとクリエイティブ・ディレクションが必要であり、将来のあらゆる構成においても雑誌の一貫性と認識性を保てるほど強力なロゴとカバーデザインが求められていた。

『Port』を、無限のカバー構成に対応できるモジュール式のマストヘッドとグリッドを中心にリデザインし、アニバーサリー号ではPORTのOを10のゼロと二重の役割を果たさせる。

ウィリーは、雑誌のアイデンティティを幅広の3カラム・カバーグリッドを中心に再構想した。画像は2カラムにまたがり、ボールドの「Port」ワードマークが外側のマージンに沿って広がる。モジュール式システムにより、カバーは認識性を保ちながら無限の構成で展開できる。アニバーサリー号では、PORTのOが数字の10のゼロと二重の役割を果たした。同号は一連のカバーとして登場し、マット・スミス、アカラ、キャサリン・ウォーターストンといったタレントがそれぞれ、Portの名前の背後で色ブロックの異なる組み合わせに縁取られ、オンラインとソーシャルメディアで1枚ずつ公開された。

第28号のカバーは、特にデザイナーや印刷物の読者を大いに沸かせ、時間差で1枚ずつ公開されたことで各カバーが新鮮なアート作品となった。このリデザインは雑誌の第2の10年間に向けたビジュアルシステムを確立し、D&ADアワードのアーカイブとD&AD Annual 2022に記録された。

『Port』誌は2021年に10周年を迎えた。第28号は、ペンタグラムのパートナーであり同誌の共同創設者でもあるマット・ウィリーがデザインした、まったく新しいアイデンティティとクリエイティブ・ディレクションとともに登場した。つまり、このリセットは外部からのリスタイルではなく、雑誌自身の歴史の内側から生まれたものだった。

新システムは、画像が2カラムにまたがる幅広の3カラム・カバーグリッドを中心に構築され、ボールドのワードマーク「PORT」が外側のマージンに沿って広がる。構成要素がモジュール式であるため、カバーは無限に構成できながらも、一貫した即座に認識できるアイデンティティとして読める。

アニバーサリーはこのシステムに仕掛けを与えた。10年を記念する号では、PORTのOが数字の10のゼロと二重の役割を果たした。同号は複数のカバーとしてリリースされ、マット・スミス、アカラ、キャサリン・ウォーターストンを含む各タレントが、Portの名前の背後で色ブロックの異なる組み合わせに縁取られ、1枚ずつ展開されたため、すべてのカバーが新鮮なアート作品として味わわれた。

モジュール式のグリッドとワードマークにより、将来のカバーがどんな構成を必要としてもアイデンティティは生き残る。一貫性は1つのレイアウトを繰り返すことからではなく、システムから生まれる。

Oをゼロと二重の役割を果たさせることで、誕生日がマストヘッド自体に組み込まれ、祝賀に別途のキャンペーンアートワークは不要となった。

雑誌自身の共同創設者がリセットをデザインしたことで、新しいPortは古いPortの編集上の性格と連続性を保った。

カバーを1枚ずつ公開することで、印刷号がソーシャルメディアとオンラインショップでの連載イベントとなった。

節目はアイデンティティシステムの傍らではなく、その内部に宿らせることができる。1つの文字に2つの役割を果たさせれば、アニバーサリーは追加のキャンペーンなしに感じられる。

第28号は2021年4月にローンチされ、カバーは1枚ずつ公開された。アニバーサリー・アイデンティティは後にD&ADアワードのアーカイブとD&AD Annual 2022のプロフェッショナル部門エントリーに記録された。10年目の独立系雑誌にとって、このリデザインは日付を記念する以上のことをした。耐久性のあるビジュアルシステム、つまり無限の構成を生み出せるモジュール式マストヘッドとグリッドを提供し、アニバーサリー号自体が、すべてのカバーが変わりながらもブランドが認識性を保てることを証明した。

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出典

  1. Port Magazine — D&AD Awards archive D&AD · dandad.org
  2. Port Magazine | D&AD Annual 2022 D&AD · dandad.org
  3. Port magazine forges new path with special tenth anniversary issue Overleaf · ontheoverleaf.com