アーティスティック・ディレクターのオリヴィア・ド・ロスチャイルドを通じた依頼は、メゾンの遺産、アール・デコ時代、そしてカロンと芸術的ガラスとの歴史を重ね合わせるものだった——しかし指示は率直だった。香りを嗅ぐための空間を、と。

手作業で曇り加工を施し、背面から光を当てたフルート加工ガラス管を吹き抜けの高さまで積み上げた噴水に、メゾンの香水を満たす——展示、光、そしてボトルの詰め替えの儀式を一つの中心装置に込めた。

アール・デコ調の段状の壁と柱を、反射をぼかすよう処理したステンレススチールで覆い、照明は連続する一つの壁の帯として走らせ、アトリエ・ブラムが製作した噴水を頂点とする三ゾーンの平面構成とした。階段は1階のVIPルームへと通じている。

この店舗はパリのサントノーレ通り332番地にカロンの旗艦店としてオープンし、メゾンの代名詞であるボトル詰め替えサービスを小売体験の中心へと変えた。

1904年に創業し、パリ最古の香水メゾンと称されるカロンは、サントノーレ通り332番地に新店舗をオープンした。設計はキャスパー・ミュラー・クネア・アーキテクツ——サンローラン、ロエベ、セリーヌのランウェイセットで知られるロンドンとベルリンの事務所である。依頼はメゾンのアーティスティック・ディレクター、オリヴィア・ド・ロスチャイルドを通じて持ち込まれ、メゾンの遺産、アール・デコ時代、そしてカロンと芸術的ガラスとの長い関係を重ね合わせるものだった——それでも指示は率直だった。香りを嗅ぐための空間であり、気を散らすものは何も置かない、と。

店内では、すべてが上へと引っぱられる。壁と柱はアール・デコの流儀に忠実に前後へと段をなし、展示はその造形のうちに折り込まれている。ステンレススチールが空間を覆い、はっきりとした像を結ばないよう反射を処理しているため、壁を伝って立ち上がるボトルの中身の色彩は、柔らかく霞んだ滲みとして現れる。照明は連続する一つの帯として壁に組み込まれ、鏡が部屋を先へと運び、モノクロームの外殻は香水と光によってのみ息づく——舞台美術の思考である。舞台を組み立て、あとは製品に演じさせる。

中心にあるのは噴水である。ボトルの詰め替えはカロンの代名詞的なサービスの一部であり、ここではその儀式が吹き抜けの高さの彫刻となる。手作業で曇り加工を施したフルート加工ガラス管の束を円形に配し、背面から光を当て、メゾンの香水を満たしたものだ。設計・製作はアトリエ・ブラムが手がけ、アール・デコのシャンデリアとメゾンの職人的ガラス製造に着想を得ている。光、展示、そしてサービスの場を一身に担い、三ゾーンの平面構成を支えている。正面と背面にはコレクシオン・メルヴェイユーズとプール・アン・オム、奥にはレジとアーカイブの壁、そしてVIPスペースへ上る階段がある。

カロンの詰め替えサービスは代名詞的な儀式であるため、建築家たちはそれをカウンターの陰に隠すのではなく、文字通りの中心装置とした。

依頼は、気を散らすもののない香りを嗅ぐ空間を求めた。それがデザインを抑制へと押しやり、モノクロームのスチール、壁に組み込まれた光、唯一の色彩としての製品となった。

舞台美術の直感は、キャスパー・ミュラー・クネアによるサンローラン、ロエベ、セリーヌのランウェイでの仕事から引き継がれている——舞台を組み立て、製品に演じさせる。

香りを嗅ぐために建てられた店では、製品は噴霧されるまで目に見えない——だからこそデザインは液体そのものを装飾とする。色づいた香水が、モノクロームのスチールの外殻における唯一の色彩となる。

この店舗はサントノーレ通り332番地にカロンの旗艦店として営業しており、入口の両脇にコレクシオン・メルヴェイユーズとプール・アン・オム、奥にアーカイブの壁とレジ、そして上にある1階のVIPスペースを備えている。

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出典

  1. Casper Mueller Kneer Build a Perfume Fountain at the Heart of Caron's New Paris Store Yellowtrace · yellowtrace.com.au ·